超音速旅客機コンコルドの機首が、離着陸時に下に折れ曲がるのはなぜか?

航空力学

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超音速旅客機コンコルドの機首が、離着陸時に下に折れ曲がるのはなぜでしょうか?

それは離着陸時に前方の視界を確保するためです。

コンコルドは超音速時の性能を重視しており、衝撃波の影響を小さくするため、デルタ翼と呼ばれる三角形の翼や、細長く尖ったノーズを採用しています。

そのため、低速である離着陸時には、揚力を確保するために大きな迎角にする必要があり、細長いノーズも相まって、前方が見えづらくなります。

これを改善し、前方の視界を確保するために、コンコルドは離着陸時に機首を下に曲げているのです。

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